御徒町~上野間高架下店舗(HINOYA ONE)
所在地:東京都台東区
工事施工者:剛保建設株式会社
建物用途:物品販売業を営む店舗
構造・規模:鉄骨造 地上2階
面積:敷地面積 105.9㎡ 建築面積 85.13㎡ 延べ面積 160.7㎡
計画期間:2016 年 2 月~2017 年 6 月
工事期間:2017 年 6 月 10 日~2017 年 10 月 31 日
写真撮影:桧川泰治
設計主旨:JR上野~御徒町に至る鉄道高架下の有効利用に関するプロジェクトの一つである。その後計画の大丸商店とは隣地同士の一連の計画である。計画敷地は上野アメ横商店街にほど近い場所で、常にひとの行き交う喧騒のなかに位置している。オーナーはアパレルの洋服販売店を計画の敷地で以前から営んでいて高架構造物の耐震補強に合わせて従前の建物はいったん壊し、新たに新店舗を構える計画であった。敷地は細長くいびつである、間口約5m奥行約19mで蛇のようにくねっている。高架柱の1スパンの中に計画建物は入っている。 計画の建物は高架柱と梁を避けるように、高架下の余剰空間に入れ子のようにアジャストしている。 内装はインテリアデザイナーの小粥正則が手掛け、建築的な設えとコラボレーションする形でまとめ上げている。モルタルの粗野な感じとミャンマーチーク材の木パネル材、スチールのエキスパンドメタルへの壁面緑化(造花)等無機質、有機質との組み合わせがバランスよく空間を形作っている。